独自の文化

日本におけるスマートフォンというのは、突然変異としか言いようのないある種予期せぬ外来種ともいえる存在でした。というのも、日本では1987年にハンディタイプの携帯電話が発売されるとみるみるうちにその文化を形成していきました。その中でもNTTドコモが1999年にリリースした「iモード」はそれまでに無いサービスとして話題となったのです。

iモードは世界初の携帯電話IP接続サービスです。これにより、携帯電話単体でウェブページにアクセスしたりEメールの送受信をすることが可能となりました。そのため、2004年に世界水準のスマートフォンが上陸してからも、スマートフォンに乗り換える必要性がなかったのです。日本のこのような独自の携帯文化を評して「ガラパゴス携帯」、略して「ガラケー」とスマートフォンと区別して呼ばれるようになりました。

では、どこから日本のこのようなガラパゴス状態が崩れていったのでしょうか。それはiPhoneの参入です。ソフトバンクを通じて2008年にiPhoneが発売されてから、徐々に日本にもスマートフォンの文化が浸透していきます。最初はあまり乗り気ではなかったNTTドコモも、2011年にはついに日本オリジナルの機能を備えたスマートフォンをリリースするようになるのです。